今回、ご自宅で癌性疼痛のコントロールをされながら過ごされている利用者様をお孫さんの結婚式の前撮りにお連れしました。
担当ケアマネージャー様よりご相談をいただき、ご家族と担当訪問看護師さんにお繋ぎいただきました。
ご家族にはご本人の様子や外出時に気になる事など、事前に打ち合わせを行いました。
訪問看護師さんには、普段の様子や鎮痛剤・酸素の調整の指示など、支援をさせていただく際に必要な情報を確認し打ち合わせを行いました。
当日には直前訪問時の様子を連絡してくださり、鎮痛剤の最終投与時間などの処置に関する最終チェックも行いご自宅へ伺いました。
普段は医療処置があったりイベントの付き添いの際には事前面談に伺ってから当日を迎えますが、今回は急遽のご相談であったため事前面談が行えず当日を迎えました。
そのためご本人とのファーストコンタクトは少し緊張された様子でしたが、お話をしていると笑顔も見られ、今日を楽しみにされているのが伝わってきました。
少しでも動くと痛みが出るとのことで、しっかりと声掛けをしながら、看護師2名体制でストレッチャーへ移動しました。

一時的な痛みはありましたが、持続はなく穏やかな表情で出発。
移動中や前撮り会場に着いてからも痛みや苦痛の出現はなく落ち着いた状態で過ごすことが出来たようで安心しました。
お孫さんご夫婦や親族に会われた時のご本人がとても嬉しそうに笑っておられたのが印象的でした。
紅葉が布団に落ちて、風情を感じることも出来ました。
参加した時間は15分程度でしたが、この時間はかけがえのない時間だと感じました。

帰り道には、ご本人が働いていた時によく通っておられたという道を通りました。
私はあの道を通る度に、今回の良い時間を思い出すと思います。
帰宅してベッドに戻る時には、行きとは全く違う穏やかで柔らかい表情をされていました。
痛みが出ずに帰ってこられた事にご家族も少し驚かれていたのが印象的でした。
今回は、普段の様子をよく知るご家族や担当訪問看護師さんと密に連携を図ることで、より苦痛が少なく支援出来たと思います。
ご本人やご家族の希望が叶えられて私にとっても嬉しい一日となりました。

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