今回は広島から東京の病院へ転院付き添いのご依頼をいただきました。
ご利用者様は総合病院入院中で搬送中の医療処置が多数必要な状況であった為、搬送までの間に病院の担当スタッフと入念な打ち合わせを実施して当日を迎えました。
当日は朝6時台に他社民間救急車で広島駅まで出発。
広島駅に到着し駅員さんにスロープの設置をしていただき、つむぐナースと民間救急事業者の計3名体制で新幹線内へご利用者様を移乗しました。
新幹線内には多目的室があり、そこで横になりながら移動することが出来ます。


多目的室はこのように個室になっており、周りの目を気にせず医療処置やケアを新幹線内で行うことが出来ます。
今回新幹線から転院先の病院までは、つむぐナースの看護師1名と主治医で付き添いました。
ご利用者様は久しぶりの外出で気が紛れた様子もあり、座ってYouTubeや景色を観たりしながら表情良く過ごせている様子で安心しました。
新幹線移動中は30分毎の状態観察、輸液ポンプとシリンジポンプの動作確認、イレウス管の排液、バイタル測定、鎮痛剤の投与、排泄介助など必要な医療処置が多数あり、付き添いの医師にもその都度報告をしながらの移動となりました。
状態は変わりなく東京駅に到着。
東京駅に到着してからは、東京の民間救急事業者のスタッフが駅のホームまでストレッチャーで迎えに来てくださり、行き同様3人体制でストレッチャーへ移動を行いました。

新幹線内から東京の搬送事業者と電話で移動方法や点滴類の確認などを行なっていたので、とてもスムーズにストレッチャーまで移動することが出来ました。
その後、転院先病院へご利用者様の状態は変わりなく到着。
移動中の状態を転院先の担当看護師へ申し送り、7時間の転院付き添いが終了しました。
今回の転院は、病院・搬送事業所・ご家族など様々な連携により無事に終えることが出来ました。
新幹線を利用する転院は、ご利用者様の状態変化があった時の対応力が必要であったり、時間のミスが許されない等の理由から、とても緊張感はありますが達成感は大きいです。
今後もつむぐナースでは県外への付き添いや搬送のご依頼に積極的に対応していきたいと感じました。
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