弊社では保険外看護サービスの提供を行っていますが、まだ世間では認知度が低いサービスと言えます。
- 具体的にどんなサービスが受けられるの?
- 保険内で行われる訪問看護とは何が違うの?
そんな疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな疑問について解説していきます。
保険外看護サービスの主な特徴5つ
- 費用負担が全額自費
- 医師の指示書が不要
- サービス提供内容が幅広い
- サービス提供時間の制限が無い
- サービス利用頻度は自由
下記で訪問看護と比較しながら詳しく説明していきます。
1. 費用負担が全額自費
訪問看護:医療保険や介護保険が適用され、利用者は自己負担割合(1〜3割)を支払ってサービスを受けます。
保険外看護サービス: 健康保険や介護保険どちらも適用されず、全額が自己負担(10割)となります。
保険外看護サービスは保険内で提供される訪問看護が担えない部分のサービスを提供するのが目的なので費用は掛かってしまいます。
2. 医師の指示書が不要
訪問看護:医師の指示の下でサービスが提供されています。
疾患や障害で医療ケアが必要な方が対象となります。
保険外看護サービス:医師の指示の下でのサービス提供ではありません。
看護師の見守りやケアが必要な方が誰でも利用可能です。
保険外看護サービスでは医師の指示書が必要な点滴実施や酸素投与の調整などは基本的に行えませんが、点滴や酸素投与中の見守り、痰吸引などは行えます。
3. サービス提供内容が幅広い
訪問看護:医療行為やリハビリテーション、健康管理、療養指導が中心です。
保険外看護サービス:医師の指示書が不要な医療行為に加え、買い物や通院などの外出付き添い、旅行付き添い、家族の介護代行など、生活全般にわたるサポートが可能です。
保険外看護サービスでは生活の場から離れたサービス、家族の介護負担を減らす為の介護代行など、利用者様やその家族の希望に合わせた幅広いサポートが受けられます。
これらは保険内では担えない部分になります。
4. サービス提供時間の制限が無い
訪問看護:提供時間が限られています。(1回の訪問が30分〜1時間程度)
医療保険や介護保険内でサービスが組まれている為、保険内で収まる時間で事前にスケジュールが定められます。
保険外看護サービス:自費のサービスとなる為、時間の制限はありません。
旅行付き添いや夜間付き添いなど、長時間のサービスを依頼することも可能です。
5.サービス利用頻度は自由
訪問看護:医師の指示や保険の条件によって、訪問の頻度や時間が利用者毎に定められます。
基本的に毎週決められた頻度と時間で訪問が組まれます。
保険外看護サービス:利用者が必要な時に頻度や時間を自由に設定して依頼が可能です。
単発で利用される方、定期的に利用される方様々です。
訪問看護と看護保険外サービスの違いまとめ
利用者やそのご家族のニーズや状況により、保険内で行える訪問看護で十分賄える場合と、保険外看護サービスが必要な場合が分かれます。
訪問看護で受けられるサービスを自費で受ける必要は全く無く、訪問看護では受けられない看護サービスを希望される場合に利用されるのが通常の利用方法です。
今回は訪問看護と比較しましたが、介護保険を申請しておらず訪問看護が今現在介入していない方でも利用が可能です。
保険外看護サービスは看護師のサポートが必要な方であれば誰でも利用が可能なのが特徴です。
保険外看護サービスは世間での認知度が低い現状がありますが、こんなサービスがあるという事を知っておくと、いざ困った時の安心材料にもなると考えます。
弊社つむぐナースでは、保険外看護サービスをより多くの方に知っていただき、医療ケアが必要な方やその家族が必要時に保険外看護サービスも選択出来る世の中になればと思っています。
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