本日は訪問看護ステーションよりご依頼をいただき、お出掛け付き添いをさせていただきました。
ご本人は現在施設に入居されており、長い間外出が出来ておらず、ずっとお出掛けがしたいと言われていたそうです。
その思いを訪問看護師さんが叶えてあげたいと、今回ようやく実現する事が出来ました。
弊社介護タクシーで施設にお迎えに行き、車椅子で車に乗り込むと、「何で私みたいな人にこんな事してくれるの?」とずっと不思議そうにされていました。
私とは初対面という事もあり、知らない人がお出掛けに連れて行ってくれるのが不思議で仕方がないといった反応です(笑)
訪問看護師の○○さんが私に声を掛けてくれたんですよと説明すると、とても安心した表情で大喜びされていました。
今回はお洋服を買いたいとの強い希望があり、廿日市のゆめタウンに行くことに。
車内で以前ゆめタウンに行ったことがあると嬉しそうに話しておられました。
到着後は一番に婦人服売り場で一緒にお洋服を選びました。

ご本人は視力低下がありぼんやりしか見えないとのことで、素材を触っていただいたり、色味がこんな感じですよと説明したりのサポートを行い、6着くらい購入することに。
念願のお洋服を購入出来て終始嬉しそうな表情をされていました。
お買い物の後は、ご本人の食べたい物を確認し、フードコートでお好み焼きを食べることに。
お好み焼きを一口サイズに刻んだり口に運んだりの介助を行わせていただきました。

多くは食べられませんでしたが、久しぶりのお好み焼きを食べ満足そうにされていました。

体力的に昼食後にすぐ帰宅するくらいかなと担当ケアマネージャーさんからも聞いていましたが、とてもお出掛けが楽しかったようで、お食事後にいなり寿司を買いに行ったり北海道店に行ってみたりとご本人の希望を聞きながら、結局15時頃になっていました。
流石にお疲れの表情をされていたので、帰りはリクライニング車椅子へ移っていただき、車内でしっかり休んでいただくことにしました。
ご本人が眠っている間に施設へ到着。
施設に着いてからも「良かった良かった。また行きたい。」と本当に嬉しそうで、今回サポートが出来て本当に良かったなと感じました。
今回のご利用者さんだけでなく、お出掛けをしたいけどご家族さんが遠方におられて付き添いが出来なかったり、ご家族さんが近くにおられても介護がありお出掛けを諦めるしかなかったり、きっと沢山おられるんだろうなと思います。
今の広島ではお出掛け付き添いなどの自費看護サービスは一部にしか認知されていない現状があり、何年掛かるか分かりませんが、そんな方にもっとつむぐナースの存在を知っていただけるように頑張りたいと感じました。
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