本日は癌末期の利用者様の「お家に帰りたい」という想いを叶える医療搬送を行いました。
搬送前日にご連絡をいただき、状態が不安定で翌日実行出来るか分からないとのことでしたが、無事に当日を迎えることが出来ました。
胸水が貯留し呼吸苦が強く、常に上半身を起こしたままの体勢で酸素投与を行っていました。
病棟看護師から必要な情報の申し送りをいただき、呼吸が安楽な体勢や酸素の調整をして出発です。
「看護師が居てくれるから安心です」と出発前に病棟看護師よりお言葉をいただき、とても嬉しく思いました。
車内では呼吸苦の有無や利用者様の表情などを確認しながら、酸素飽和度の測定を定期的に行いました。
医療搬送では利用者様の真横に看護師が付き添い、常に医療処置やケアが行える体制で搬送を行います。
今回のように医療依存度の高い利用者様を搬送する際にも安心してご利用していただけます。
無事にご自宅へ到着し、ストレッチャーのまま利用者様のお部屋まで移動を行い、ベッドへ移乗しました。
その間、呼吸が安楽な体勢を崩さずに移動するという事を常に注意しながら行いました。
無事にベッドまで到着し、利用者様はとても嬉しそうで安心した表情をされているように感じました。
訪問看護師もお部屋でスタンバイしてくださっており、一緒にベッド周囲の環境を整え、病棟からの情報や車内での様子を申し送りして、今回のサポートは終了となりました。
つむぐナースでは今まで何度か癌末期の利用者様の想いを叶えるサポートを行ってきました。
癌末期になると医療処置が多かったり病態が不安定であったり、ベッドから離れる事が想像出来なくなることが多いと思います。
ですが、今回のように看護師がサポートをすることで叶えられる事も沢山あります。
「こんな事を叶えられないかな?」そんな想いがあればお気軽にご連絡をいただけたらと思います。
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